2013年11月16日〜12月8日
北九州市/門司港
関門海峡ミュージアム(海峡ドラマシップ)多目的ホールにて

演劇祭全体のお問い合わせは
海峡演劇祭事務局 093−331−6700 まで

個別の公演のご予約は、各団体でも事務局でもお受けできます。

11月16日(土)16時
   17日(日)13時
(上演時間約90分)※開場は開演の30分前

琵琶デュオによる説経節
『みなまた 海のこえ』


原作/石牟礼道子
絵/丸木 俊・丸木位里
節付け/後藤幸浩
出演/琵琶デュオ(後藤幸浩×水島結子)

予約 2500円  当日 3000円
展示ゾーンチケット付 (予約)2600円 ※ご予約下さい

<問い合わせ/チケット予約>
070-6577-1818
biwalive.info@gmail.com

【原作の絵本を海峡演劇祭期間中、
 会場のドラマシップで販売取り扱っております。】

「しゅり神山からは、美しいみなまたの海が見渡せ、たくさんの神様や動物たちが住んでいた。
       きつねのおぎんとおぎんの孫のおちゃらはしゅり神山の神の使いだった。」

原因不明といわれた病に侵されて、たくさんの生き物が苦しんで死んでしまった。水俣病。
いつかあの世でまた美しい世界を作っていきたいと再生を願う人の思い、人災、人の在り方について問い直す絵本を、フクシマが、あの分断されたミナマタにならないよう祈りを込めて、全編琵琶の弾き語りで演奏する。
2013年5月のハンセン病市民学会で初演を迎えた作品。

■琵琶デュオ
後藤幸浩(薩摩琵琶)、水島結子(鶴田流琵琶)のベテラン男性×若手女性による琵琶ユニット。 異なる歴史を持つ琵琶二面、日本語独特のコトバの響き、物語性などと対話しつつ、現代を呼吸する音を弾き、語り、歌う。今春初のアルバム「琵琶デュオ」発売。

■後藤幸浩:熊本生まれ。薩摩琵琶演奏家・正伝薩摩琵琶普門院流師範。正伝薩摩琵琶(戦国〜江戸時代からの伝統を引き継いでいる、オリジナルの薩摩琵琶)最後の名人と言われた故・普門義則に師事し、「弦城」の名を取得。弦城会主宰。古典を深めると共に、ロックやジャズ、ワールドミュージックの要素を薩摩琵琶の古典に取り入れたり、様々な題材に節付けし、琵琶演奏家の中でも個性的な位置にある。

■水島結子:東京都生まれ。薩摩琵琶鶴田流を鶴田錦史の一番弟子である田中之雄に師事。2006年大韓民国ソウル大学国楽科に、早稲田大学教育学部より初の日本人交換留学生として留学。 チャンゴ、プク等の打楽器を専攻し、言葉のリズムがその国の伝統芸能の基礎を築くと再認識する。琵琶楽研究者と共に文献研究も行う、若手演奏家。

11月23日(土)15時 
(上演時間約45分)※開場は開演の20分前

大槻オサム×山崎箜山
朗読と演奏によるパフォーマンス
『おこりじぞう』


原作/山口勇子
出演/大槻オサム
演奏/山崎箜山

一般 2000円 学生(小〜大学) 1000円
展示ゾーンチケット付 (一般)2100円 ※ご予約下さい
<問い合わせ/チケット予約>
080-1711-5074
tandoku_ryokousha@yahoo.co.jp


「むかし。 おとうさんや おかあさんが、まだ ほんの 子どもだったころ。
  日本は、戦争の まっさいちゅうでした。 そのころのことです。」


『おこりじぞう』を書いた山口勇子は自分と夫の両親を原爆で失い、自らも被爆、戦後は原爆で親を失った子どもたちに手をさしのべる運動に力を注ぎ、晩年は日本原水爆禁止協議会の筆頭代表理事として、世界の平和会議で活躍した。その間も創作活動は衰えず、生涯に40冊になる児童文学や小説を発表し続けた。その代表的な絵本を、広島の身体表現者:大槻オサムが「声と体」を通じて表現、北九州の尺八奏者:山崎箜山が、あの日のヒロシマから今へ向けて風を吹かせる。

■大槻オサム:役者、身体表現者。1996年広島で「芝居集団フン賊」旗揚げ。アングラ・テント芝居に影響を受けつつ、主にライヴハウスや野外テントで自作脚本の上演を続ける。2005年より身体表現ユニット「単独旅行舎」主宰。2006年『新しい天使』をアリノネ名義で「北九州演劇祭」参加上演。2010年Tremolo Angelosでの脚本・主演作『Dialogues in the Dark〜光/身体/闇〜』を「海峡演劇祭2010」(門司港・海峡ドラマシップ)にて初演。2011年、『ホシハ チカニ オドル』に改題し、全国上演中。広島でも様々なデモンストレーション、 ゲリラ企画など展開中。広島女学院大学非常勤講師。
http://ebisu-daikokuya.at.webry.info/

■山崎箜山:尺八・土笛演奏家。都山流(とざんりゅう)尺八を二世山崎北山、二世池田静山に師事。古典本曲を磯玄定に師事。2001年より津軽三味線「吉田兄弟」の尺八を担当。2006年、北九州市民文化賞受賞。2007年、第33回都山流本曲コンクール全国大会にて2度目の優勝。文部科学大臣賞、宗家杯金賞、産経新聞杯受賞。ニューヨーク・カーネギーホールにて「ユニセフ・チャリティショー」に出演。伝統的な尺八音楽を継承しつつ、邦楽の枠内にとどまらない演奏活動を続けている。現在、都山流大師範、都山流講士補、都山流尺八楽会終身会員。朝日カルチャーセンター北九州講師。下関芸術文化懇話会会員。

11月30日(土)16時 一之巻
12月 1日(日)14時 
二之巻
         16時
 三之巻
(上演時間約45分)※開場は開演の20分前

坊内由香 舞踏
『tomurai』

構成・出演/坊内由香
一之巻/ゲスト:竹内雅子
二之巻/ゲスト:松田美和子
三之巻/独舞
協力/松浦孝・橋上三喜子・舞心

入場料:2000円
展示ゾーンチケット付 (予約・当日共) 2100円
<問い合わせ/チケット予約>
http://negaimai.hakutaku.com にフォームあり。
電話 093-331-6700(海峡演劇祭事務局)

  幸せの道で「見て!」「聞いて!」「側に居て!」と 内に外に叫びをあげていた
   やりきれない やるせない かぎりない もえたぎるもの どうしているの

      大きな喜び 小さな喜び    大きな怒り 小さな怒り
          大きな哀しみ 小さな哀しみ   大きな楽しみ 小さな楽しみ

       怖い、寂しい、可笑しい、苦しい、嬉しい、愛しい・・・・・

    その心の誕生を歓迎できただろか

          あの魂は天寿をまっとうしたでしょか


       そして 一歩、一歩、

■坊内由香  "陰"と"陽"の世界を身体で詠う舞踏家。
門司港で生まれ、日舞の名取となり、天然肉体詩人と出会い、海峡を渡って旅立ち。
古典から現代音楽、人や自然の作品…芸術・まちづくり・陰陽道・心理学など、舞を通じてジャンルや国境、様々な境界を越えた交流を重ね、共演を重ねて踊り旅する即興舞踏家となった。芸術祭、催事での公演、指導を行いながらの数十年。『夢』をテーマに〈その人がその人らしく輝く〉 その土地がその土地らしく…その物がその物らしく…と、願って活動。大阪在住ながら、イベントやDANCEワークショップを始めるなど、故郷門司港での活動に力を注いでいます。今回は門司港の美術作家(テラコッタ像・和紙)、関西のグループ(龍笛・祝詞他)とのコラボレーション。土曜が一之巻、日曜に二之巻、三之巻。それぞれの歩みを行います。http://negaimai.hakutaku.com/
12月7日(土)16:30
   8日(日)16:30
(上演時間約60分)※開場は開演の20分前

だらく舘 ひとり芝居
『贋作・トニー谷』


作・演出/秋山 豊
出演/清田正浩

予約 2500円 当日 3000円
展示ゾーンチケット付 2600円  ※ご予約下さい
<問い合わせ/チケット予約>
090-3332-0293
darakukan@hotmail.co.jp

「レディース、アンド、ジェントルマン、おこんばんわ、谷やんザンスよ!」

昭和20年、28歳の時に上海から焼け野原の日本に帰ってきた大谷正太郎は、名前を棄て、谷正と名乗り、過去を全て封印し通訳として就職する。
その後、芸能界へのコネを作っていき、初めて司会役が回ってきた時に、トニー谷という名前で登場。
あの有名なフレーズとソロバン芸で一躍有名になるが、平気で人を馬鹿にした芸風は、徹底的に嫌われてもいた。
そして、ひとり息子が誘拐され、素顔をさらけ出したトニーをマスコミは一斉に叩き、奈落へつき落とす。
彼は何に憤り、そして嫌われる芸風を続けたのか・・・。

■だらく舘
秋山豊:映画監督。2002年、新派の独り舞台『夢二譚』の脚本を執筆。以来『竹久夢二・異聞』『婢伝五稜郭』など、実在の人物を元に舞台の創作を始める。2010年より「独り芝居・芸人列伝」の脚本・演出に着手。だらく舘は『贋作・トニー谷』『贋作・シミキン』『贋作・ミスワカナ』『贋作・一条さゆり』『贋作・圓朝』『贋作・太地喜和子』『贋作・松井須磨子』と続く芸人列伝シリーズを上演する為の個人ユニット。『贋作・トニー谷』は今回の海峡演劇祭で3回目の公演となる。
出演の清田正浩は、熊本市出身。劇団「東京乾電池」退団後フリーで、主に舞台を中心に活躍。フジテレビ『アンフェア』等、ドラマ、映画多数出演の注目株である。

 
           お問い合せ・ご予約は 各団体もしくは 海峡演劇祭事務局 093−331−6700 まで
             ●1公演の客席数が少なくなっております。あらかじめのご予約をお勧めします。

             ●チケット購入時に関門海峡ミュージアムの「展示ゾーンチケット付き」をお求めになるとお得です。
               (予約・当日共に事務局のみで購入できます。)ぜひ演劇祭の公演前後に、全館をお楽しみ下さい。



北九州市門司区西海岸1丁目3-3

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