「アリノネ」という名前。


ユニットのメンバー達がたくさん候補を出しながら決めかねていたところに、出演者の一人でもある栗九里子がつぶやいたという。

その場の者達は、語感をそれぞれ口で転がすや「それだ!」と決定。

九里子は「山本泰子」名義で絵を描いてる。

チラシ・題字を始め「新しい天使」の広島公演会場のカフェ・アビエルトにも、舞台美術として素晴らしい壁画を描いた(現在は黒く塗り込めている)。

日頃寡黙な九里子の中に、その時どんなさざ波が立ったのか。

大槻オサムは051128の日記にこう書いている。

「蟻の根」でしょうか?「有の音」でしょうか?どこか遠い外国の言葉のようにも聞こえます。

かくして「アリノネ」は『新しい天使』に挑む彼らの名前となった。

【地下に掘り下げていく蟻の巣と、地下から吸い上げていく根っこの複合したイメージ】と捉えられているようだ。


私はこの作品が北九州を目指すことになった流れを追いながら、もしかしたら「在りの音」なのでは無いかと思うようになった。

言葉にならない音のような声達が轟々と押し寄せる。

そしてまた、人と人、土地と土地を結ぶ流れに必ず「音楽」があった。

・・・その話はまた、別項で。



       「新しい天使」北九州制作団事務局長
                  谷瀬未紀(pikaluck)

2006年3月17〜19日、広島のCafe Teatro Abiertoにて『新しい天使』を上演するために結成されたユニット。


アリノネ『新しい天使 〜月にいちばん近い丘まで〜』初演データ

企画/田中亮太郎
脚本/池内文平(独火星)

出演:
大槻オサム
栗九里子
小坂将之
今田珠美
田村久
めづまり文子
大保あゆみ
このしたしんや

演出:田中亮太郎 
演出助手:大槻オサム 
舞台監督:上杉知弘
作曲:谷本仰
演奏:谷本仰+堀江龍太郎 
映像:上杉知弘、都築右典
美術:栗九里子 
音響:平井康彦 
照明:田中亮太郎 
裏方:片山尚樹、吉田篤洋
制作:藤井友紀


 ■アリノネとは



































広島での初演を観た方の感想