2015年12月5日〜12月26日
北九州市/門司港
関門海峡ミュージアム(海峡ドラマシップ)多目的ホールにて
門司港「揺らぎ」の芸術祭2015プログラム
誰かと暮らす「社会」。 やりとりで知る他者の感覚は 不思議がいっぱい。 でも、「私」が当然と思ってる日常も 仕方が無いと諦めている物事も 常に、途上。 変わっていくし、変えられる。 「あなた」と「私」の日常を、ここから一緒に覗きたい。 |
12月5日(土) 16:00 12月6日(日) 16:00 (開場は15:30/上演時間約60分) うずまき座 異色の夫婦ユニット 『空気の観察』 作・演出・出演/手塚夏子・大澤寅雄 (予約)2,000円(当日)2,500円 (夫婦割引・2人で)3,000円 展示ゾーンチケット付(事務局予約) 2,100円 夫婦割引3,200円 <問い合わせ/チケット予約> natsukote@gmail.com |
||||
私たちは、日常生活の身近な話題から大きな社会問題に至るまで、 価値観の違う相手と対話することを、ためらうことがあります。 好きなヒト、嫌いなヒトが違っている。 愉会なコト、不愉快なコトが違っている。 好きな食べ物、嫌いな食べ物が違っている。 食の安全性への考え方が違っている。 子育ての考え方や方法が違っている。 学校教育に求めるものが違っている。 安全保障に対する考え方が違っている。 どうすれば、違いを越えて対話ができるのでしょうか。 異色の夫婦ユニット「うずまき座」のデビュー作。 ■うずまき座■ ダンサー/振付家の手塚夏子と、文化生態観察の大澤寅雄による夫婦ユニット。福岡県糸島市在住。今回の海峡演劇祭2015への参加をきっかけに結成。日頃は別々のフィールドで活動している二人が共同で、表現活動を実践する。 ●手塚夏子(ダンサー/振付家) 自身の体を素材とし実験する作品『私的解剖実験』シリーズを制作。身体の観察から、関わりそのものの観察まで視座を広げ、小さな単位の物事を多角的に照らし出す。現代に生きる人々および自分にとっての前提を揺さぶり、世界を認識する多様な感覚へと可能性を開き続ける。また自分の足下を掘り下げ豊かな創作の根を広げると同時にダンスシーンの潜在的な可能性を深めるべく試行錯誤を、他のアーティストと共に積極的に行う。 ●大澤寅雄(文化生態観察) (株)ニッセイ基礎研究所芸術文化プロジェクト室准主任研究員、NPO法人アートNPOリンク事務局、NPO法人STスポット横浜監事。大学卒業後、劇場コンサルタントとして公共ホール・劇場の管理運営計画や開館準備業務に携わる。2010年からパートナーであるダンサー・振付家の手塚夏子とともに、日本やアジア各地の民俗芸能をリサーチする「Asia Interactive Research」を展開。2013年、神奈川県相模原市から福岡県糸島市に移住し、地域文化を生態系として観察する「文化生態観察」を実践中。 |
||||
12月12日(土) 14:00 (開場13:30/上演時間約100分) 劇団 石(トル) ひとり芝居 『在日バイタルチェック』 作・演出/きむ きがん 音響効果・スタッフ/こん きじゃ (予約)2,000円(当日)2,500円(学生)1,500円 ※入場は中学生以上 展示ゾーンチケット付(事務局予約) 2,100円 学生1,600円 <チケット予約フォーム> http://goo.gl/forms/P0PhlUprRu <問い合わせ> 090-3993-2342 |
||||
舞台は在日コリアン1世が通うデイサービスセンター「たんぽぽ」。 1世のハルモニと2・3世のスタッフ達の愉快な毎日に、壮絶な歴史をたくましく生き抜いてきた1世達の思いと「今」に悩む2・3世の思いが笑いと涙の中で交差する。 「在日朝鮮人」とよばれる人達がなぜ日本にいて、そこにはどんな暮らしがあるのか―。 バイタル(医)=「生きている証」 正気に満ちたさま。活力に満ちたさま。脈拍・心拍数・呼吸・血圧・体温・・・鼓動!を意味する。 ■劇団トル■ 2004年設立。主宰 きむきがん |
||||
12月19日(土) 16:30 12月20日(日) 13:00/16:00 (開場は開演の20分前/上演時間約50分) horamiriダンス研究所 ダンス公演 『黒の物語』 振付・演出/つかのみき 出演/田島初美・菊 元美・門司智美・つかのみき・他 (予約)1,800円(当日)2,000円 展示ゾーンチケット付(事務局予約) 1,900円 <問い合わせ/チケット予約> horamiri.dance@gmail.com |
||||
どんな日常もあり得る。 どんな日常も。 今は想像できないようなどんな日常も起こり得る。 そういう中で私たちは日々暮らしている。 楽しい事を考えながら。どうしたらよくなるだろうと工夫しながら。一緒にやろうよと助け合いながら。 何かに驚きながら。 全ての人に共通の生きるために必要な「もの」って何だろう? 空気と水。そして? 生きるために必要な「こと」って何だろう。 食べて気持ちよく寝る。しあわせを感じる。 自分のしあわせと同時に子どもたちのしあわせを祈る。 自分が死んだ後の世界の平和も祈る。 晩ご飯の準備を考えながら、平和の為に何ができるかをも考える。 最初に何があった? まず黒から物語を始めてみようと思う。
|
||||
12月26日(土) 13:00/16:00 (開場開演の30分前/上演時間約75分) 海峡プロジェクト リーディング公演 『Hg−猫の庭』 作・演出/詩森ろば(風琴工房) 出演/山口恭子(演劇作業室 紅生姜)/野口和夫(演劇作業室 紅生姜)/江口之章/児島 誠(劇団C4)/渡辺 ハンキン 浩二/吉田幸弘/テンイチ/中川裕可里(飛ぶ劇場)/仲 千恵(劇団爆裂感乱写)/特別出演:桑島寿彦(飛ぶ劇場) (予約)1,800円(当日)2,000円 展示ゾーンチケット付(事務局予約) 1,900円 高校〜大学・専門学生 1000円 中学生は保護者同伴で500円(保護者は1800円) 小学生の入場は可能(保護者同伴で500円)ですが、難しい内容で1時間15分ほどになります。 (未就学児は入場不可。託児もありません、ごめんなさい) <問い合わせ/チケット予約> kita9tamayura@gmail.com 080-1711-5074 |
||||
2008年に東京で活動する劇団「風琴工房」によって初演された作品『Hg』の第1話「猫の庭」を九州の役者たちによってリーディングでお届けします。 水俣病の加害企業であるチッソ内部で実際に行われていた原因究明の猫実験。 それを踏まえた研究会の緊迫した1時間を描いたものです。 社員たちや付属病院の医師たちは原因がチッソにある、と解っていながらその事実を隠蔽しました。 結果、さらに被害は拡大し、今なお大きな爪痕となって 彼の地を苦しめています。 しかしその影には握りつぶされた良心があり、 擦り切れていく個人の姿がありました。 未曾有の原子力発電所事故の後を生きる日本で、見つめ直したい光景がここにあると思います。
|
||||
お問い合せ・ご予約は 各団体もしくは 海峡演劇祭事務局 093−331−6700 まで ●1公演の客席数が少なくなっております。あらかじめのご予約をお勧めします。 ●チケット購入時に関門海峡ミュージアムの「展示ゾーンチケット付き」をお求めになるとお得です。 (事務局のみでご予約できます。)ぜひ演劇祭の公演前後に、全館をお楽しみ下さい。 |
||||
北九州市門司区西海岸1丁目3-3 多目的ホール:海峡ドラマシップ1階、レトロ通りつきあたり。 |