芝居・身体表現 大槻オサム
作曲・演奏  谷本 仰


Tremolo Angelos


『ホシハ チカニ オドル』
広島公演  


2016年 (Stage34〜36)
 9/20(火) 19:30
 9/21
(水) 19:30
 9/22
(祝) 14:00
(上演時間約80分)

会場 カフェ・テアトロ・アビエルト (広島市安佐南区八木9丁目10-40)
    可部線「上八木駅」徒歩3分

予約 2500円 当日3000円 学生(小〜大学・専門)予約1500円
 ※Again予約=今までどこかの会場でホシチカを観たことのある方は、
  その時の会場名・時期を書いてご予約頂けたら500円割引になります。 
 ※Repeat予約=今回の公演を複数回ご覧になる場合、2回目以降は
  1500円でご予約できます。

席数の調整に、直前でも構いませんのでご予約頂けると助かります。

Staff/谷瀬未紀(ピカラック)・大塚恵美子(大猫座)
協力:ヒロシマ平和映画祭実行委員会、上田小百合、KAZEASHI、川口賢哉、K-ta、古味恵理子、
鈴木まゆ、タムラ・ド・ヒサシィ、Chiko Bird、中野千春、羽鳥智裕、牧瀬茜、宮原千恵


お問い合せ/ご予約 
tanise@har.bbiq.jp(ピカラック) 090-9412-3241(大槻) 082-873-6068(アビエルト)


劇中音楽集(CD-R)

『ホシハ チカニ オドル』劇中で演奏する谷本仰の音楽をスタジオ録音で1枚にまとめたサウンドトラックです。全14曲。

私たちが公演を続けられるよう、購入によりご支援頂けますようお願いします。

公演会場では1500円にて販売。通信販売はプラス送料をお願いしてます。

tanise@har.bbiq.jp(ピカラック)まで
枚数、郵送先の住所/氏名/電話番号 を明記でお申し込みください。振込口座を返信いたします。

***終演後、出演者とゲストを交えての感想シェアの場を設けます。
■ゲスト
9/20  鏑木悟道(演出家/演劇企画室Vektor代表)
9/21  野外劇団「楽市楽座」
9/22  上村崇(福山平成大学教授/ゾンビ愛好家)


闇の中の対話たち


1999年9月30日、東海村。美しく青く輝く光が、人間を包み貫く。
JCO臨界事故の光は、DNAを損壊し、細胞の再生機能を破壊し、身体を崩壊させた。しかし、それは人間そのものの崩壊だったのか。

1986年4月26日、チェルノブイリ。被曝して死んだ原発労働者たち。ひとりは現場で行方不明となったままだという。
その遺体は、放射能を閉じ込めるために4号炉を覆って作られた分厚いコンクリートの「石棺」の中、大量の放射能に汚染されたまま26年間、放置されているのだろう。
消火作業に従事し、被曝死した労働者たちの遺体も、コンクリートと鉛の棺に封印されて埋められた。
高レベルの核廃棄物として処理された身体たちは、しかし、物言わぬ躯(ムクロ)なのか。

1945年8月6日ヒロシマ、8月9日ナガサキ。原爆。1954年3月1日ビキニ礁沖。水爆。
1991-92年、2003年バグダッド。劣化ウラン弾。光によって生み出されてきた、闇たち。

しかし闇に目を凝らすとき、そこから何かが生まれ出ようとして蠢くのが見える、ような気がするのだ。
それは閉じた瞼の裏に映し出される光の文様のように、人間の脳が生み出す幻影か。
それとも、闇に慣れ始めた目が、そこにあるのに見えなかったものをついに見るようになったのか。

闇に耳を傾けるとき、そこに微かなモノオトが聞こえてくる、ような気がするのだ。
それは無音の中で鳴り響く耳鳴りなのか。それとも、光の轟音にかき消されて聞こえなかった、静かな細い、天使の幽かな羽音か。

この作品を、闇を世界へと照らし返す鏡の、闇を響かせる器の、興(おこ)された者たちと共に酌み交わすモノガタリの杯の、ヒトツとしたい。
そう願いながら、目を凝らし耳を澄まそうと思う。

この出来事の場で出会う「あなた」との、静かな、いくつものDialogueによって、「あちら」でも「こちら」でもない、「もうひとつの世界」を呼び起こしたい。

                                 Tremolo Angelos

30回の上演を経て(大槻オサム)2016年2月2日
http://ebisu-daikokuya.at.webry.info/201602/article_1.html
(谷本仰)2016年2月20日
http://blog.livedoor.jp/aogoomuzik/archives/52453827.html


■2013年4月、京都公演感想

http://matome.naver.jp/odai/2136532620462022801


■2012年6月、北九州公演記事

小倉経済新聞 http://kokura.keizai.biz/headline/373/ 

朝日新聞 http://t-etc.net/asahi20120608_s.jpg 
「ひろば北九州」2012年6月号 http://t-etc.net/hoshichika_hiroba06.htm (大塚恵美子) 

■2011年2月、広島公演感想


広島市立大学国際学部准教授・柿木伸之さんの感想
https://nobuyukikakigi.wordpress.com/2012/12/29/tremolo-angelosdialogues-in-the-dark-2011/

大阪の野外劇団「楽市楽座」の長山現さんの感想
http://yaplog.jp/nagayamagen/archive/423

同じく「楽市楽座」の女優、佐野キリコさんの感想
http://yaplog.jp/sanokiri/archive/741

「作品に触発されて」と、一遍の詩を送って頂きました。
http://t-etc.net/tremolo_angelos5.htm

 
毎日新聞益田支局の上村里花さんの記事(2011.02.20.)

閑想閑話(島根)

人っ子一人いない森の中。木々はざわめき、動物たちがうごめく。木漏れ日の差す中に放置されたコンクリートの塊。その中に閉じこめられているのは、チェルノブイリ原発事故で被ばくした作業員の遺体。

先日、広島市で舞台「ホシハ チカニ オドル」を見た。
チェルノブイリ原発事故、東海村でのJOC臨界事故、パレスチナやイラクなど各地のさまざまな犠牲者たちをモチーフとした作品で、大槻オサムさんによる一人芝居と、谷本仰さんによるバイオリン演奏とのコラボレーション舞台。大槻さんは言う。「『自らは語り得ない』死者たちに成り代わって、語り得ない<出来事>を語りたい」と。
コンクリートに閉じこめられた遺体が夢想するのは、青く冷たく輝く星になること。
今も「出来事」は各地で起こっている。島根原発は運転が再開されようとし、山口県上関町では新たな原発建設が進む。劣化ウラン弾に苦しむ子どもたちがいる。

世界はつながっている。それを多くの人に感じてほしい。そう切に願った。

 

********************* 沿 革 *********************

2010年1月 上関原発建設に異議を表明するムーヴメント「NO NUKES RELAY」の一環で2人による即興ライブ
        『ダイヤローグス・インザ・ダーク』上演

2010年10月 4幕1時間余りの舞台作品に構成し『Dialogues in the Dark〜光/身体/闇〜』のタイトルで北九州
        「海峡演劇祭」にて上演(Stage01〜03)

2011年2月 『ホシハ チカニ オドル』と改題、広島公演(Stage04〜06)アビエルトにて
          トークゲスト
          18日 山戸明子さん(祝島出身) 湯浅正恵(広島市立大学)
          19日 柿木伸之さん(広島市立大学/ドイツ哲学)
          19日 「ザ・チョッケツ」編集部:武田惇志・林下弘憲・友田詩歩子 各氏

2011年3月 東日本大震災/福島第一原発事故

2011年7月 『ホシハ チカニ オドル』福岡公演(Stage07〜08)ぽんプラザホールにて
          トークゲスト
          25日 菊川千賀子さん(「ふくおか自由学校」共同代表/「さよなら原発・福岡の人」)
          26日 山中陽子さん(NPO法人たんぽぽとりで)

2012年6月 『ホシハ チカニ オドル』北九州公演(Stage09〜11)デルソルにて
          トークゲスト
           9日 深江 守さん(脱原発ネットワーク・九州代表/九電消費者株主の会事務局長)
          10日 江島 勉さん(画家/上海ノオト店主)
          11日 奥田知志さん(「NPO法人北九州ホームレス支援機構」理事長)

2012年7月 『ホシハ チカニ オドル』広島公演(Stage12〜14)アビエルトにて
          トークゲスト
          6日19時 Ayumさん(絵描き・cocoloya店主)・羽鳥智裕(華道家)
          7日13時 渡部美和さん(命ひろ異の会)
             17時 崔真碩さん(役者・野戦之海筆子/訳者・広島大学教員)

2013年4月 『ホシハ チカニ オドル』京都公演(Stage15〜16)アトリエ劇研にて
          トークゲスト
           5日 平田義さん(愛隣館研修センター所長・同志社大学社会学部非常勤講師〈社会問題論〉)
           6日 小暮宣雄さん(京都橘大学教員・地域芸術環境研究)

2013年8月『贋作・ホシハ チカニ オドル』広島公演(Stage17〜18)アビエルトにて
          貝原浩「風しもの村」原画展 と共に
          トークゲスト
          15日 東 琢磨さん(音楽・文化批評家)
          16日 ムラカミ・マサヒロさん (NPO職員、アーティスト)

2014年4月 『ホシハ チカニ オドル』宇部公演(Stage19〜20)こぐま保育園にて
          華道家・羽鳥智裕を迎えて
          トークゲスト
          12日 広島友好さん(役者/脚本家)宇部市在住
          13日 古和田扶美さん(学校図書館支援員)福島県から宇部に避難移住

2014年7月 『ホシハ チカニ オドル』大阪公演(Stage21〜22)座・九条にて
          トークゲスト
          11日 呉光現さん(NPO法人聖公会生野センター 総主事)
          12日 闇黒光さん(未知座小劇場)

2015年5月 『ホシハ チカニ オドル』熊本公演(Stage23〜24)早川倉庫にて
          トークゲスト
          22日 池田美樹さん(劇団きらら代表/劇作家・演出家)
          23日 外山恒一さん(我々団総統/反原発ファシスト)

2015年10月 『ホシハ チカニ オドル』東京公演(Stage25〜27)新小岩ZAZAにて
           シェアタイムゲスト
          23日 ペーター・ゲスナーさん(うずめ劇場/桐朋学園芸術短期大学 演劇専攻教授)
          24日13時 奥田愛基さん(SEALDs)
              17時 平井玄さん(批評家)

2016年1月 『ホシハ チカニ オドル』北九州公演(Stage28〜31)枝光本町商店街アイアンシアターにて
           シェアタイムゲスト
          29日 黒田征太カさん(絵描き)
          30日13時 四宮佑次さん(写真家/書家)
          30日18時 田北雅裕さん(九州大学大学院 人間環境学研究院 講師)
          31日 亀山ののこさん(写真家)

2016年7月 『ホシハ チカニ オドル』松山公演(Stage32〜33)「シアターねこ」にて
           シェアタイムゲスト
          8日 阿部悦子さん(「辺野古土砂搬出反対」全国連絡協議会共同代表)
          9日 村上理恵さん(ダンサー)※2015年の東京公演受け入れさん

 
  
いのち奪われ、もの言うことを許されなかった人々。彼ら彼女らの言葉や祈り、叫びや歌、踊り。
それらが星
となって夜空の闇に輝いているなら、それらをつないで星座を見出し、
まったく新しい物語を聴き取ることができるはずだ。
  4のまたたき 
  「チェルノブイリの森の奥、
   星は語りあい、踊り始める」






5のまたたき 
「数億年前の星の光がその痕を照らすなら
 天使も新しい物語を見上げるかも知れない」
1のまたたき 
「東海村JCOで光を浴びた
 お父さんのとこに来た白いもの」






 2のまたたき 
 「黒い妊婦が孕むものは
  世界の痛みと、そして」




3のまたたき
「土を踏みしめ、
  おきろと叫ぶ声」