芝居・身体表現 大槻オサム 作曲・演奏 谷本 仰 Tremolo Angelos |
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『ホシハ チカニ オドル』 広島公演 2024年 (Stage54〜56) 6/7(金) @19:00〜20:40 6/8(土) A13:00〜14:40 B16:30〜18:10 開場は開演の30分前/上演75分、5分後からトーク20分での、全長1時間40分。 会場 カフェ・テアトロ・アビエルト (広島市安佐南区八木9丁目10-40)
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闇の中の対話たち 1999年9月30日、東海村。美しく青く輝く光が、人間を包み貫く。 JCO臨界事故の光は、DNAを損壊し、細胞の再生機能を破壊し、身体を崩壊させた。しかし、それは人間そのものの崩壊だったのか。 1986年4月26日、チェルノブイリ。被曝して死んだ原発労働者たち。ひとりは現場で行方不明となったままだという。 その遺体は、放射能を閉じ込めるために4号炉を覆って作られた分厚いコンクリートの「石棺」の中、大量の放射能に汚染されたまま26年間、放置されているのだろう。 消火作業に従事し、被曝死した労働者たちの遺体も、コンクリートと鉛の棺に封印されて埋められた。 高レベルの核廃棄物として処理された身体たちは、しかし、物言わぬ躯(ムクロ)なのか。 1945年8月6日ヒロシマ、8月9日ナガサキ。原爆。1954年3月1日ビキニ礁沖。水爆。 1991-92年、2003年バグダッド。劣化ウラン弾。光によって生み出されてきた、闇たち。 しかし闇に目を凝らすとき、そこから何かが生まれ出ようとして蠢くのが見える、ような気がするのだ。 それは閉じた瞼の裏に映し出される光の文様のように、人間の脳が生み出す幻影か。 それとも、闇に慣れ始めた目が、そこにあるのに見えなかったものをついに見るようになったのか。 闇に耳を傾けるとき、そこに微かなモノオトが聞こえてくる、ような気がするのだ。 それは無音の中で鳴り響く耳鳴りなのか。それとも、光の轟音にかき消されて聞こえなかった、静かな細い、天使の幽かな羽音か。 この作品を、闇を世界へと照らし返す鏡の、闇を響かせる器の、興(おこ)された者たちと共に酌み交わすモノガタリの杯の、ヒトツとしたい。 そう願いながら、目を凝らし耳を澄まそうと思う。 この出来事の場で出会う「あなた」との、静かな、いくつものDialogueによって、「あちら」でも「こちら」でもない、「もうひとつの世界」を呼び起こしたい。 Tremolo Angelos |
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30回の上演を経て(大槻オサム)2016年2月2日 http://ebisu-daikokuya.at.webry.info/201602/article_1.html (谷本仰)2016年2月20日 http://blog.livedoor.jp/aogoomuzik/archives/52453827.html ■2013年4月、京都公演感想 http://matome.naver.jp/odai/2136532620462022801 ■2012年6月、北九州公演記事 小倉経済新聞 http://kokura.keizai.biz/headline/373/ 朝日新聞 http://t-etc.net/asahi20120608_s.jpg 「ひろば北九州」2012年6月号 http://t-etc.net/hoshichika_hiroba06.htm (大塚恵美子) ■2011年2月、広島公演感想 広島市立大学国際学部准教授・柿木伸之さんの感想 https://nobuyukikakigi.wordpress.com/2012/12/29/tremolo-angelosdialogues-in-the-dark-2011/ 「作品に触発されて」と、一遍の詩を送って頂きました。 http://t-etc.net/tremolo_angelos5.htm 毎日新聞益田支局の上村里花記者の記事(2011.02.20.) 閑想閑話(島根) 人っ子一人いない森の中。木々はざわめき、動物たちがうごめく。木漏れ日の差す中に放置されたコンクリートの塊。その中に閉じこめられているのは、チェルノブイリ原発事故で被ばくした作業員の遺体。 先日、広島市で舞台「ホシハ チカニ オドル」を見た。 チェルノブイリ原発事故、東海村でのJOC臨界事故、パレスチナやイラクなど各地のさまざまな犠牲者たちをモチーフとした作品で、大槻オサムさんによる一人芝居と、谷本仰さんによるバイオリン演奏とのコラボレーション舞台。大槻さんは言う。「『自らは語り得ない』死者たちに成り代わって、語り得ない<出来事>を語りたい」と。 コンクリートに閉じこめられた遺体が夢想するのは、青く冷たく輝く星になること。 今も「出来事」は各地で起こっている。島根原発は運転が再開されようとし、山口県上関町では新たな原発建設が進む。劣化ウラン弾に苦しむ子どもたちがいる。 世界はつながっている。それを多くの人に感じてほしい。そう切に願った。 |
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********************* 公演記録 ********************* 2010年1月 上関原発建設に異議を表明するムーヴメント「NO NUKES RELAY」の一環で2人による即興ライブ 『ダイヤローグス・インザ・ダーク』上演 2010年10月 4幕1時間余りの舞台作品に構成し『Dialogues in the Dark〜光/身体/闇〜』のタイトルで北九州 「海峡演劇祭」にて上演(Stage01〜03) 2011年2月 『ホシハ チカニ オドル』と改題、広島公演(Stage04〜06)アビエルトにて トークゲスト 18日 山戸明子さん(祝島出身) 湯浅正恵(広島市立大学) 19日 柿木伸之さん(広島市立大学/ドイツ哲学) 19日 「ザ・チョッケツ」編集部:武田惇志・林下弘憲・友田詩歩子 各氏 (2011年3月 東日本大震災/福島第一原発事故) 2011年7月 『ホシハ チカニ オドル』福岡公演(Stage07〜08)ぽんプラザホールにて トークゲスト 25日 菊川千賀子さん(「ふくおか自由学校」共同代表/「さよなら原発・福岡の人」) 26日 山中陽子さん(NPO法人たんぽぽとりで) 2012年6月 『ホシハ チカニ オドル』北九州公演(Stage09〜11)デルソルにて トークゲスト 9日 深江 守さん(脱原発ネットワーク・九州代表/九電消費者株主の会事務局長) 10日 江島 勉さん(画家/上海ノオト店主) 11日 奥田知志さん(「NPO法人北九州ホームレス支援機構」理事長) 2012年7月 『ホシハ チカニ オドル』広島公演(Stage12〜14)アビエルトにて トークゲスト 6日19時 Ayumさん(絵描き・cocoloya店主)・羽鳥智裕(華道家) 7日13時 渡部美和さん(命ひろ異の会) 17時 崔真碩さん(役者・野戦之海筆子/訳者・広島大学教員) 2013年4月 『ホシハ チカニ オドル』京都公演(Stage15〜16)アトリエ劇研にて トークゲスト 5日 平田義さん(愛隣館研修センター所長・同志社大学社会学部非常勤講師〈社会問題論〉) 6日 小暮宣雄さん(京都橘大学教員・地域芸術環境研究) 2013年8月『贋作・ホシハ チカニ オドル』広島公演(Stage17〜18)アビエルトにて 貝原浩「風しもの村」原画展 と共に トークゲスト 15日 東 琢磨さん(音楽・文化批評家) 16日 ムラカミ・マサヒロさん (NPO職員、アーティスト) 2014年4月 『ホシハ チカニ オドル』宇部公演(Stage19〜20)こぐま保育園にて 華道家・羽鳥智裕を迎えて トークゲスト 12日 広島友好さん(役者/脚本家)宇部市在住 13日 古和田扶美さん(学校図書館支援員)福島県から宇部に避難移住 2014年7月 『ホシハ チカニ オドル』大阪公演(Stage21〜22)座・九条にて トークゲスト 11日 呉光現さん(NPO法人聖公会生野センター 総主事) 12日 闇黒光さん(未知座小劇場) 2015年5月 『ホシハ チカニ オドル』熊本公演(Stage23〜24)早川倉庫にて トークゲスト 22日 池田美樹さん(劇団きらら代表/劇作家・演出家) 23日 外山恒一さん(我々団総統/反原発ファシスト) 2015年10月 『ホシハ チカニ オドル』東京公演(Stage25〜27)新小岩ZAZAにて シェアタイムゲスト 23日 ペーター・ゲスナーさん(うずめ劇場/桐朋学園芸術短期大学 演劇専攻教授) 24日13時 奥田愛基さん(SEALDs) 24日17時 平井玄さん(批評家) 2016年1月 『ホシハ チカニ オドル』北九州公演(Stage28〜31)枝光本町商店街アイアンシアターにて シェアタイムゲスト 29日 黒田征太カさん(絵描き) 30日13時 四宮佑次さん(写真家/書家) 30日18時 田北雅裕さん(九州大学大学院 人間環境学研究院 講師) 31日 亀山ののこさん(写真家) 2016年7月 『ホシハ チカニ オドル』松山公演(Stage32〜33)「シアターねこ」にて シェアタイムゲスト 8日 阿部悦子さん(「辺野古土砂搬出反対」全国連絡協議会共同代表) 9日 村上理恵さん(ダンサー)※2015年の東京公演受け入れさん 2016年9月 『ホシハ チカニ オドル』広島公演(Stage34〜36)アビエルトにて 20日 鏑木悟道さん(演出家/演劇企画室Vektor代表) 21日 野外劇団「楽市楽座」のお三人 22日 上村 崇さん(福山平成大学教授/ゾンビ愛好家) 2017年6月 『ホシハ チカニ オドル』久留米公演(Stage37〜38)久留米シティプラザCボックスにて 30日 吉田晃児さん(日本バプテスト連盟 久留米荒木キリスト教会 協力牧師/〈久留米越冬活動の会〉理事) 7月1日 小松杏里さん(久留米シティプラザ ドラマアーツ・ディレクター) 2017年9月 『ホシハ チカニ オドル』長崎公演(Stage39〜40)長崎市 平和会館ホールにて 22日 林田光弘さん(長崎出身、被爆3世 / 明治学院大学大学院生 ヒバクシャ国際署名連絡会キャンペーンリーダー/元SEALDsメンバー) 23日 古賀弥生さん(活水女子大学文学部現代日本文化学科 教授) 2018年11月 『ホシハ チカニ オドル』北九州公演(Stage41〜43)枝光本町商店街アイアンシアターにて 23日昼 島田 清さん 元・北九州市立中学校長、『イベント校長の学校再生!』著者 23日夜 西嶋真司さん 映画『抗い −記録作家 林えいだい−』監督 24日昼 外平友佳理さん 「到津の森公園」獣医師、学芸員、博士(獣医学) 2019年2月 『ホシハ チカニ オドル』水俣公演(Stage44)エコネットみなまたにて 16日昼 永野三智さん (水俣病センター相思社職員 2019年8月 『ホシハ チカニ オドル』京都公演(Stage45&46) 京都大学西部講堂にて 1日 朴実さん(音楽家/東九条マダン元実行委員長/京都・東九条CAN フォーラム代表) 2日 ひびのまことさん(関西クィア映画祭、天皇制社会日本に抵抗するクィア有志) 2019年9月 『ホシハ チカニ オドル』熊本公演(Stage47)やまなみこども園 くじらほーる 28日昼 山並道枝さん(NPO法人ひかるつめくさ やまなみこども園) 2019年10月 『ホシハ チカニ オドル』東京公演(Stage48〜50)中野plan-B 25日 西谷 修さん(哲学者) 26日 関田寛雄さん(日本基督教団神奈川教区巡回教師、青山学院大学名誉教授) 26日 秋山 豊さん(映画監督、演劇ユニット「だらく舘」主宰) 2020〜2023年[コロナ中止] 2024年2月 『ホシハ チカニ オドル』北九州「海峡演劇祭ファイナル」参加公演(Stage51〜53)関門海峡ミュージアム 3日昼 山口恭子さん(演劇作業室 紅生姜) 3日夕 宮下 緑さん(一生もんshop緑々) 4日 池部哉太さん(Bloomy Days Vintage) |
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劇中音楽集(CD-R) 『ホシハ チカニ オドル』劇中で演奏する谷本仰の音楽をスタジオ録音で1枚にまとめたサウンドトラックです。全14曲。 私たちが公演を続けられるよう、購入によりご支援頂けますようお願いします。 公演会場では1500円にて販売。通信販売はプラス送料をお願いしてます。 tanise@har.bbiq.jp(ピカラック)まで 枚数、郵送先の住所/氏名/電話番号 を明記でお申し込みください。振込口座を返信いたします。 |